2009年 09月 09日
保険診療の限界 |
今日はかみ合わせの調整について・・・
ある患者様の主訴は
たまに食事とかしてる時に奥のほうが、がりっとなって
咬みあわせがずれることがあり
なんかしっくりこないというものでした
ぱっと見てもそんなにかみ合わせも悪くなさそうでした
こういう場合は咬合の診断をちゃんとしなければなりません
まず上下の形を正確に取り
顎にとっての本来のかみ合わせの位置の記録をとります
これをCR バイト といいますが
この記録を正確に取ること自体に経験と技術が要求されます
それと患者さんが普段咬んでくださいといったら咬むところの
位置関係の記録もとっておきます
そうしたら咬合器というかみ合わせを再現する機械に
上下の模型を CR バイト を用いて取り付けて
本来の咬みあわせを診ていきます
そうするとやはり早期接触といって
一箇所だけが早くあたってきてそこからすべって
咬みこんでいるようです
これで原因はわかりましたが
さあ これでどうすればいいのか
かみ合わせの調整だけで治せるのか
それとも矯正治療や大掛かりな補綴治療(かぶせ物など)が
必要なのかの判断するために
咬合器につけている模型上でシュミレーションをしていきます
今回のケースはかみ合わせの調整だけでいけそうでした
咬合調整の部位は5箇所に及びますが
すべて表面のエナメル質に限局したわずかな削除で
すみましたので非常に少ない侵襲で大きな効果を発揮
できたと思います
咬合調整後は患者様もなんかかわった
咬んだときの安定感が出たと実感されておりました
時間と手間はかかりますが大切なことなんです
咬合器上でのシュミレーションももちろんDR自身がやりますが
ここまでやって悲しいかな保険点数はありません^^;
保険診療は歯科においては診断に対する
報酬が設定されていないのが現実です
保険診療のみでより高度で精度の高い治療が
実現できるのが理想ですが・・・
ある患者様の主訴は
たまに食事とかしてる時に奥のほうが、がりっとなって
咬みあわせがずれることがあり
なんかしっくりこないというものでした
ぱっと見てもそんなにかみ合わせも悪くなさそうでした
こういう場合は咬合の診断をちゃんとしなければなりません
まず上下の形を正確に取り
顎にとっての本来のかみ合わせの位置の記録をとります
これをCR バイト といいますが
この記録を正確に取ること自体に経験と技術が要求されます
それと患者さんが普段咬んでくださいといったら咬むところの
位置関係の記録もとっておきます
そうしたら咬合器というかみ合わせを再現する機械に
上下の模型を CR バイト を用いて取り付けて
本来の咬みあわせを診ていきます
そうするとやはり早期接触といって
一箇所だけが早くあたってきてそこからすべって
咬みこんでいるようです
これで原因はわかりましたが
さあ これでどうすればいいのか
かみ合わせの調整だけで治せるのか
それとも矯正治療や大掛かりな補綴治療(かぶせ物など)が
必要なのかの判断するために
咬合器につけている模型上でシュミレーションをしていきます
今回のケースはかみ合わせの調整だけでいけそうでした
咬合調整の部位は5箇所に及びますが
すべて表面のエナメル質に限局したわずかな削除で
すみましたので非常に少ない侵襲で大きな効果を発揮
できたと思います
咬合調整後は患者様もなんかかわった
咬んだときの安定感が出たと実感されておりました
時間と手間はかかりますが大切なことなんです
咬合器上でのシュミレーションももちろんDR自身がやりますが
ここまでやって悲しいかな保険点数はありません^^;
保険診療は歯科においては診断に対する
報酬が設定されていないのが現実です
保険診療のみでより高度で精度の高い治療が
実現できるのが理想ですが・・・
by taniguchi_dc
| 2009-09-09 10:44