2014年 03月 25日
理想と現実 |
よく歯科医院のホームページなどで
自分や自分の家族にするつもりで治療を行います・・・
みたいなことをうたっているところがあります
大変すばらしい心意気だとおもいます。
私も同じような気持ちで仕事をしているつもりです・・・
が・・・現実はどうでしょう?
少なくとも私の口の中には保険診療で用いられる
金パラ(金銀パラディウム合金)はまったく入っていませんし
私の家族の口の中にも一切使用されておりません。
でも現実はどうでしょう・・・金パラのクラウンやインレーを
患者さんの口の中に入れない日はほぼありません・・・
これが現実なんです
ですから当院のホームページにはそういうようなことは記載しておりません
保険で使用される金パラがそんなに悪いのか?
金パラという合金は日本の国民皆保険制度のもとで作り出された
国策合金で海外では使用されておりません
アメリカなどでは金属の使用自体が減少しておりますが
金属では金合金の使用がゴールドスタンダードとなっております
金の特徴である展延性(適度な柔らかさ)や鋳造性の良さが
補綴物(かぶせものや詰め物)の永続性やかみ合わせの相手となる歯への
負担という点においてメリットが大きいからです
話を戻すと、金パラは決して悪い材料ではありません
金パラには金が12%入っていますが決して高い含有率では
なく自費診療で用いる金合金に比べると、金の含有量が比較にならないほど
少ないのです。それでも金価格自体が、この10年で3~4倍の価格に
なってきていることに伴い金パラも価格が上昇しております。
金属価格の上昇に伴い、政府は代替材料を模索しており
この春いよいよ、非金属材料が保険で認められるようになります
でもその認められる材料を自分が真っ先に自分の口の中や家族の口の中に
使用するか?答えはNOです。
保険診療というのはあくまで最低限の医療です
いつも思う疑問ですが
厚生労働省の偉い役人の方々が保険診療を受けているのだろうか?
役人の考えとしてはいかに医療費を抑制するかが第一でしょうから
その考えにあった医療政策を選択しているはずです・・・
保険診療で高水準の医療を求めることは現実的ではないのです
ですから治療しなくて済むように予防に力を入れることこそが
経済的にも効率的で、自分の体にとってもベストなことなんです
もっと予防の意識を患者さん自身が持たなければ!
自分の歯を守るためにはご自身が予防の意識を高め
上手に歯科医師や歯科衛生士を利用していただくことが
もっとも理想的なことだと思います
むし歯・歯周病・義歯・インプラント・ホワイトニング・かみ合わせ・
お口の中の困り事ならなんでも
別府市・北浜・の谷口歯科へお気軽にご相談ください!
自分や自分の家族にするつもりで治療を行います・・・
みたいなことをうたっているところがあります
大変すばらしい心意気だとおもいます。
私も同じような気持ちで仕事をしているつもりです・・・
が・・・現実はどうでしょう?
少なくとも私の口の中には保険診療で用いられる
金パラ(金銀パラディウム合金)はまったく入っていませんし
私の家族の口の中にも一切使用されておりません。
でも現実はどうでしょう・・・金パラのクラウンやインレーを
患者さんの口の中に入れない日はほぼありません・・・
これが現実なんです
ですから当院のホームページにはそういうようなことは記載しておりません
保険で使用される金パラがそんなに悪いのか?
金パラという合金は日本の国民皆保険制度のもとで作り出された
国策合金で海外では使用されておりません
アメリカなどでは金属の使用自体が減少しておりますが
金属では金合金の使用がゴールドスタンダードとなっております
金の特徴である展延性(適度な柔らかさ)や鋳造性の良さが
補綴物(かぶせものや詰め物)の永続性やかみ合わせの相手となる歯への
負担という点においてメリットが大きいからです
話を戻すと、金パラは決して悪い材料ではありません
金パラには金が12%入っていますが決して高い含有率では
なく自費診療で用いる金合金に比べると、金の含有量が比較にならないほど
少ないのです。それでも金価格自体が、この10年で3~4倍の価格に
なってきていることに伴い金パラも価格が上昇しております。
金属価格の上昇に伴い、政府は代替材料を模索しており
この春いよいよ、非金属材料が保険で認められるようになります
でもその認められる材料を自分が真っ先に自分の口の中や家族の口の中に
使用するか?答えはNOです。
保険診療というのはあくまで最低限の医療です
いつも思う疑問ですが
厚生労働省の偉い役人の方々が保険診療を受けているのだろうか?
役人の考えとしてはいかに医療費を抑制するかが第一でしょうから
その考えにあった医療政策を選択しているはずです・・・
保険診療で高水準の医療を求めることは現実的ではないのです
ですから治療しなくて済むように予防に力を入れることこそが
経済的にも効率的で、自分の体にとってもベストなことなんです
もっと予防の意識を患者さん自身が持たなければ!
自分の歯を守るためにはご自身が予防の意識を高め
上手に歯科医師や歯科衛生士を利用していただくことが
もっとも理想的なことだと思います
むし歯・歯周病・義歯・インプラント・ホワイトニング・かみ合わせ・
お口の中の困り事ならなんでも
別府市・北浜・の谷口歯科へお気軽にご相談ください!
by taniguchi_dc
| 2014-03-25 07:36
| 治療一般